こんにちは、しんごです。
人生に役立つヒントを毎日短い文章で書いています。
これから重要になる力
テクノロジーの発展が進み、人がこれまで行ってきたことのうち、またいくつかの仕事が機械に移行していくことになろうとしています。
AIや機械学習を利用したシステムは、データの特徴を掴んで分類し、その特徴に合わせた対応を自動的に行うといった点で、既に人よりも速く、しかも24時間動作可能になっています。
様々な面で自動化も進んでおり、人が関わらなければならないところも少なくなってきています。また、これまで4人で行っていたことも1人で行えるようになるなど、段々と必要な人員まで少なくなっていきます。
便利になってとても良いですが、一方で、今後人はどのような分野で活躍していけばよいのかという点を考えてしまいます。
伝える力を上げる努力をする
私は、テクノロジーによって入れ替えが難しい部分の一つは、「人に何かを伝える」という点ではないかと考えています。
もちろん情報をまとめて、テキストなどで自動的に提示することは今でも可能です。また、それを読み上げて音声データとして伝えることもできます。
しかし、やはりまだAIと呼ばれるようなテクノロジーでも、テキストや人が発している言葉の意味を完全には理解していません。また、前後のコンテキストにおいて、どの部分が重要であるかの判断は難しいと思います。
人であれば、どの部分を強調しなければいけないのかや、感情をいれた表現を的確に行うことができます。こうしたことは、まだテクノロジーによって実現するのは難しい分野だと考えています。
こうした豊かな表現力を持った伝える力を上げておけば、今後まだ数十年は、テクノロジーに追いつかれることはないと思っています。
テクノロジーの得意・不得意を把握する
AIに仕事を奪われるというような話を時々聞きますが、私は、まだそこまで不安に思う必要はないと考えています。
確かに、AIなどが得意な仕事もあるので、その仕事を担っていた人は、違う仕事を行う必要が出てくると思います。しかし、今後しばらくは、やはり人でないと出来ない部分というのは残ります。
私は、伝える力は、人がテクノロジーに勝てる大きな要素の一つだと考えています。どんな立場であっても、人と共感し合いながら何かを伝える力というのは重要です。単純に声のトーンだけではなく、音量、発生するタイミング、視線など様々な要素があります。
こうした伝える力を今のうちから上げておくことで、これからの時代を生きる大きな競争力になると思います。