法律系の文章
意図を書いたほうが良い
例えば、次のような文章があったとします。
「第1条第九号から第十号イまで又は本項第九号のいずれかに該当するものを設計し、又は改造したものであって、次の(イ)から(ハ)に該当するものは除く」
私はこういう入れ子になっている文章が苦手なので、下記のように意図を書いてくれた方がいくらか分かりやすいのではと考えてしまうのです。
「○○の用途で使用できる○○ではないことを確認してほしい」
上記に加えて、「○○の用途」の定義を書いておけば済むのではないかと思ってしまうのです。
このように、「色々書いちゃっているけど、こういう意図があるから、結局一言で言うとこうだよ」という感じで書いておいてくれると、意図が分かるので、自分の状況と照らし合わせやすくなると思います。
作っていらっしゃる方々も、これでは分かりにくいだろうと、一生懸命説明文を入れたりしてくれているのですが、意図がわからないところに、さらに情報が上乗せされるので、余計に混乱してしまいます。
なるべくシンプルにしたものを付けるだけでも、充分分かりやすくなるかと思いました。
文章のゴール
言葉や文章というのは、自分以外の相手に、なるべく自分の意図を正確に伝えることがゴールだと思っています。
なぜなら、意図が伝わらない文章は、あってもなくても同じだからです。
そういう意味だと、このような省令で使われている文章というのは、とりあえずゴールが違うのかなと思ってしまいます。
分かってもらうというよりは、どちらかというと、なるべく問題にならないように書いているということなのでしょう。
しかし、これを読んで何かしなきゃいけない人たちにとっては、残念ながら普通に意地悪されているような感覚を持ってしまいます。
きっと、こうなってしまうのは、私には理解できない深い事情があると思いますので、当面は合わせる方向で頑張っていきたいと思います。
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