人生のヒント

人生や仕事をする上で役に立つヒントを書いています。外資系IT企業で働くビジネスマンとして、仕事の中で学んできた知識を共有していきたいと思っています。

数値目標より目的地を決める

こんにちは、しんごです。
日常の中で、何かの役に立つかもしれないと思った、自分なりのヒントを毎日短い文章で書いています。

組織の目標

企業などの組織は、存続するために売り上げなどの数値目標を設定するものです。

 

特に外資は数値目標に厳しいので、営業職などは、ただひたすらに数値だけを追いかけている人たちもいます。

 

あまりにも普段から数字のことしか考えていないので、そのまま続けていると、「この組織が一体何をしたいのか」や、「何のためにこの製品やサービスを作っているのか」というのが見えてこなくなってくることがあります。

 

なんなら、そんなものはむしろどうでもよくて、売れるものさえあって、目標を達成できれば、とりあえずOKと考えてしまいがちです。

 

こうした状態でずっと走り続けていられるかというのは、とても疑問に思います。

数値以外の目的地を定める

目標を設定する時は、なるべく数値目標だけではなく、その活動によって、どこに向かいたいかという事を考えるようにします。

 

どんな組織であれ、何かしらの社会貢献を行っているものです。

 

建物を作るのであれば、それを利用する人たちに貢献していますし、食べ物を作っている人たちは、人々の生命維持に貢献しています。

 

こうした貢献によって、自分たちはどこに向かいたいかという指針について考えることで、より的確な判断ができるようになってくると思います。

 

例えばそれは、「業界で、何か一味違うもので人々を感動させたい」でも、「人々に憩いの場を提供する」でも、何でもよいのですが、具体的な完成のイメージがあると良いでしょう。

 

数値目標となるお金などは、そこに至るまでの手段であって、あくまで最終的な目的地は、お金以外のところにもあるべきだと思っています。

人間味のある目標

単純な数値目標というのは、人間味が薄く、なんだか寂しい感じでやる気につながりにくいように思っています。

 

例えば、車で道を進んでいるとすると、目標は「目的地」ですし、お金は「ガソリン」になると思います。

 

ここで、「目的地はあそこだ」と考えて走っているのと、「ガソリンは今これくらいだ」と考えながら走るのでは、やる気も違ってくるでしょう。

 

「やっと中間地点まできた!」というのと、「ガソリンがたくさん入っている!」では、達成感も違ってくると思います。

 

「プロは数字だ」と割り切ってやるのもかっこよいかもしれませんが、チームで動くには原動力として弱いように思います。

 

そもそもその数字を達成して、インセンティブが増えてということで、感じられる達成感というのは、本当に一瞬なように思っています。

 

もちろんそれが好きというのであれば、何の問題もないですが、もう少し目指しやすい目的地があったほうが、やる気の継続や達成感は変わってくるように思います。

 

これからも、仕事などで目標を設定するときは、無機質な数値だけではなく、共感できる目的を定めていきたいと思います。

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