うまくいかないこと
生きていれば、うまくいかないことにたくさん遭遇します。
実現したいことがあるけれど、資金が足りなかったり、かなりの努力をしているのに不運にばかりあったりと、様々な理由でうまくいきません。
散々苦労していると、「自分にもっと能力があったら」とか、「何の障害もなくサラッとできたらいいのにな」などと思ってしまうものです。
確かに何の障害もなければ、いつでも自分の望みを実現できるので、そちらのほうが良いように見えます。
しかし、本当に何でもすぐに実現できる状態が良いのでしょうか。
うまくいかないのを楽しむ
うまくいかないのはまったくもって嬉しくないですが、逆に何でもうまくいったら楽しいかと考えてみます。
何をやるでもすぐにできて、絶対にうまくいく状態です。
それは本当に楽しいのでしょうか。
おそらく、しばらくの間は、なんでもかんでも2秒で達成できるので、とても楽しい感じがすると思います。
しかし、そのうち何の苦労もいらないので、つまらなくなってくると思います。
これは、ずっと無敵状態のゲームを想像すると分かりやすいかもしれません。
何があっても無敵ですし、敵はすぐ倒せるし、次に行く場所も分かっているのに加えて、アイテムの在りかも分かっているし、なおかつ取り放題です。
どうですか？ これって楽しいですかね。
このように考えていくと、苦労するポイントや、越えるべき障害があること自体が楽しいということになります。
もし、これが正しいのであれば、うまくいかないこと自体を楽しむようにした方が良いかもしれません。
苦労話は楽しい
年月が経ってだいぶベテランになってくると、楽しい思い出話をすることが多くなってきます。
その時に何を話しているか、よく考えてると、結構苦労話の方が多いことに気づくと思います。
苦労は、やはり楽しいということなのです。
従って今は、苦しくて辛くても、きっと良い思い出になると思って頑張るのが良いと思います。後にきっと面白いネタが増えることでしょう。
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