こんにちは、しんごです。
日常の中で、何かの役に立つかもしれないと思った、自分なりのヒントを毎日短い文章で書いています。
高層オフィスの防災
日本は地震が多いので、こうした建物にはきちんとした基準と対策が施されていると聞きます。
そのため、何かあったとしてもすぐに避難と言うよりは、一旦その場に踏みとどまったほうが安全とまで言われています。
そうは言っても、あの東日本大震災を経験しているので、何が起こるかわからないですし、そんなに信頼して良いものかと少し疑問に思ってしまいます。
先日、私はオフィスが入っているビルの防災訓練に参加しました。
今のオフィスが結構な高層階にあるため、日ごろから地震や火災になったら怖いなと思っていたところだったので、参加して色々と思ったことがあります。
訓練と確認をしておく
コロナでしばらく実施していなかったというところがあるかもしれませんが、日ごろからこうした訓練にきちんと参加しておくべきだなと思いました。
訓練と同時に、色々な事を改めて確認しておくだけでも、だいぶ違うように思います。
例えば、気づいた点だけでも以下のようなものがありました。
消火器の位置:
火災が発生してから駆けずりまわって探すより、前もって位置が分かっていた方がよいです。
防災放送が聞こえずらい場所:
基準上スピーカーが設置されていますが、機械音が大きくて聞こえずらい場所などは、避難に気付かない人が残ってしまう可能性があります。
放送がどこから流れるかの確認:
スピーカーの位置が分かっていれば、仮に聞こえずらい状況でも近くに行くことで聞き取りやすくなります。
防災用具の場所と使い方:
ヘルメットが折り畳み式だったので、初めてやり方を覚えました。初めてで慌てていたら、きっと展開できずに抱えて逃げることになっていたと思います。
食料備蓄や防災用具の位置:
どこにどれくらい食べ物があるのかは、しばらく建物から出られない場合、かなり重要になります。
避難時間の確認:
非常階段で降りた場合、どれくらいで避難できるかの所要時間です。
ちなみに私がいる階の場合は、パニック状態になっていなくても、完全に外に出られるまで15分かかりました。
所要時間がわかっていれば、それだけ時間をかけても外へ出るメリットがあるか判断できます。
気付いただけでもこれだけあったので、通常の訓練内容以外に確認するべき点は、多くあると思います。
想定内にはいかない
東日本大震災の時、私は雑居ビルの8Fで、業者さんと仕事の打ち合わせをしていました。
今でも忘れませんが、一番迷ったのは、「避難を開始するタイミング」です。
外にある非常階段から避難したのですが、その階段自体がそもそも脆そうで、地震で揺れている時は、だいぶ変な音もでていましたし、なんだか分からない物体が落ちてきていました。
そんな状況だったので、このままこの階段を下りたほうが安全なのか、それともまだ留まったほうが安全なのか、とても迷った経験があります。
大規模ビルなら防災センターからのアナウンスなどがあると思いますが、彼らもすべての状況が見えているわけではなりませんし、当然想定外もあります。
火災が同時に発生して、センターではまだ把握していない可能性もあります。
ある程度のガイドラインを参考にしつつ、状況をよく観察することが大事なように思います。
これからも、時々は防災について考えておき、もしもの時に備えておきたいと思います。
↓ クリックで応援よろしくお願いします!
読んでいただき、ありがとうございます!