こんにちは、しんごです。
人生に役立つヒントを毎日短い文章で書いています。
あるべき姿という思い込み
どんな人でも、自分の行動を決定する上で指針となる、「あるべき姿」というのを持っていると思います。
例えば、「家庭をもつ」であるとか、「学校を卒業したら就職活動をする」といったかたちです。
多くは親や親戚などの身近な人からや、学校などの教育機関、国の文化や法律、社会からのルールなど、そういったものからこうした「あるべき姿」はプログラムされていきます。
特に疑問を持たないと、こうしたプログラムは、信じられないほど根強く身体に染み込み、何の疑いもなく従うようになっていきます。
また、そのプログラムから外れた行動を見たり、自分が行おうとすると、信じられないほど強烈な違和感や嫌悪感を抱くようになります。
こうしたあるべき姿から何かの拍子に逸脱してしまうと、ものすごいストレスを感じ苦しむことになります。
こうした強いストレスがあると、精神を病み、精神がやられていくと、徐々に体調も悪くなっていき、最悪病気になってしまうこともあります。
こうしたストレスを軽減する方法はないのでしょうか。
あるべき姿を疑う
こうしたストレスを回避するには、自分が思い込んでいるあるべき姿を明確にして、それを疑うことです。
例えば、先ほどの「家庭をもつ」というのも、本当は、ずっと一人でいたとしても良いのです。自分が子供を持たなくても、人類が滅亡するわけではありません。
「学校を卒業したら就職活動をする」といったものも、自分のお店を立ち上げようが、作家になろうが、なんでも良いはずです。むしろ、就職してしまったら、自分のお店を立ち上げることはできなくなります。
「本当にそうなのか?」と疑問を持つだけで、ストレスが軽減されるようになると思います。
自分があるべき姿ではなくても、特に問題ないのかもしれないと思えるだけで、気が楽になっていきます。
正しいも正しくないもない
国や人種、文化や時代が違えば、社会様式などはガラリと変わってしまいます。
本当は物事には、正しいも正しくないもないのです。
周りの言っていることを無視はできないですが、しっかり聞いた上で受け流しても良いのです。
日本は同調圧力がかなり強い国なので、同じような生活をしないと、居心地が悪いと思うかもしれません。
しかし、本当にそれしかないのかと思うようにして、なるべくストレスを持たずに過ごせる時間が増えると良いと思います。