こんにちは、しんごです。
人生に役立つヒントを毎日短い文章で書いています。
現場から遠のくリーダー
立場が上がっていくと、多忙になっていくため、頻繁に現場に行くというのは難しくなってきます。
現場でがんばってくれているスタッフがいる場合は、特に上の立場の人間が直接現場に出向かなくても問題なく進行するでしょう。たとえ来たとしても、それほど役には立ちませんし、スタッフに気を使わせて余計な仕事を増やすことになるかもしれません。
こうした場合は、行ったほうが良いのか、行かないほうが良いのかというのは、迷うところではあります。
もちろん行かなければ、自分が取り組んでいる他の仕事に時間をまわせますが、現場でがんばっているスタッフのことを考えると、色々心配になるところです。
現場に顔だけ出してみる
最後の段階だけでも良いので、現場には顔だけでも出しておくほうが良いです。本当に忙しくて現場に行けないのであれば仕方ないですが、移動の時間がつくれるのであれば、現場に行って自分の仕事をすれば済むことです。
現場に行ったら、スタッフに声をかけ、良いところを褒めてまわります。そして、現場の苦労話などを聞きます。
スタッフは、どれだけ自分達が苦労しているかを上の立場の人にも知ってほしいと考えています。そうした話を聞いて、良い点や質問などをすれば、スタッフのやる気もあがります。
この時注意したいのは、一度現場のスタッフに任せた仕事なのであれば、多少気になる点があったとしても、修正を依頼したり、文句を言ったりは決してしないことです。
同じ現場を経験したことがあるなら分かりますが、どんな場合でもベストを尽くしてその状態になっているわけです。理解できていない事情もあるでしょう。そうしたことを何も知らないで無邪気に修正の依頼などするべきではありません。
修正することで、より良いモノはできるかもしれませんが、その効果よりも現場の士気を驚くほど下げる悪影響のほうが甚大です。アイディアを求められたら答えますが、任せた限りはあまり口を出さないように気をつけるべきです。
その場にいるだけでも良いことはある
上の人達がきちんと見ているという事実があるだけでも、後々随分違ってきます。細かいところはわかっていませんが、少なくとも現場に行ったわけですから、何も知らないわけではありません。
どれだけ手間がかかっているかなども、きちんと把握していることが、スタッフにも伝わります。その上でのコメントであれば、スタッフも納得して聞くことができるでしょう。
また、スタッフ以外の関係者に会える場合もあります。そうした場合は、日頃お世話になっているお礼を言う良い機会ともなります。
コロナで人と直接会う機会が少なくなったため、こうしたことは忘れがちです。きちんと感染対策をすることが前提ですが、現場でのコミュニケーションというのも大切にしていきたいと思います。