人生のヒント

人生や仕事をする上で役に立つヒントを書いています。外資系IT企業で働くビジネスマンとして、仕事の中で学んできた知識を共有していきたいと思っています。

良い上司になるために気軽に話せる雰囲気を作る

こんにちは、しんごです。
人生に役立つヒントを毎日短い文章で書いています。

良い上司のイメージ

皆さんが持っている良い上司のイメージはどういったものでしょうか?

私としては、話しやすくて、いつでもしっかり話を聞いてくれる上司に魅力を感じていました。逆にとにかく嫌な上司は、偉そうで人の話を聞かない人でした。

 

そもそも激しく偉そうで近寄りがたい人だと、萎縮してしまって話にいきたくなくなります。役に立つのは、取引先の偉い人にぶつけるときくらいで、失礼ながら他にはほぼ何の役にも立ちません。

 

人の話を最後まで聞かない人もかなり苦手でした。話を遮ってかぶせてくる人や、まあずっと一人で喋っているという人もいました。

 

ネガティブな話が続いてしまいましたが、要するに話しやすくて、聞いてくれる人というのが、結果的に良かったのだと思います。これはコミュニケーションを取りやすいということにまとめることができると思います。

 

結局、多少頼りないとか、ちょっとだめなところがあったとしても、コミュニケーションがうまくできていれば、全く問題ないというか、むしろ良いということになると思います。

良い上司になるために話せる雰囲気をつくる

良い上司になるためには、気軽に話せる雰囲気作りが重要です。

それには、いくつかの方法があります。具体的には、「話しかけるハードルを低くする」、「じっくり聞く」、「文句を言わない」の3つが大事です。

話しかけるハードル低くする

基本的には、威張っておらず、誰に対しても態度が変わらない丁寧なかたちが理想です。具体的にやりやすいのは、誰に対しても「です・ます」の丁寧語で接することです。タメ口や横柄な態度をとらないことが重要です。

 

自分の部下に対しても、「~さん」と付けて、決して呼び捨てなどにはしないようにします。これだけするだけでも、口調のコントロールをしやすくなるのでオススメです。

じっくり聞く

じっくり聞くコツは、自分が喋ろうと思った瞬間を数回以上待つことです。話を聞いているうちに自分が喋りたいことが出てきて話そうとしたときに、一回止めます。これを何回か繰り返すことで、相手の話を自分よりも多く聞くことができるようになるのでオススメです。

文句を言わない

ぎりぎりのタイミングでのお願いや、トラブルなど、上司に相談が来る時というのは、なにか問題があって、それを解決するためにアドバイスが欲しい時です。アドバイスを聞きに来てくれたということは、解決できるチャンスが来たということです。

 

それなのに「なんでこんなギリギリなのか」などと文句を言ってしまえば、次からこうした話はなかなか上がって来なくなります。もし、最後の最後までこうした情報が上がってこなかったら、解決するのは難しいでしょう。

 

文句を言わないようにするには、短く応答して早めに会話を切り上げるのがオススメです。話していると文句を言いたくなるので、雑な応答にならない程度に了解したことだけを伝えて話を終えるのが良いでしょう。

話してもらえなくなるのが一番のリスク

部下やチームのメンバーとの関係性において、一番のリスクは話してもらえなくなるということです。

 

なぜなら悪い話が上がってこなくなり、やがてそこからうまく行かない部分がでてきて、大きな失敗につながるためです。

 

上司が威張っていてくれることで、トラブルが無くなったり、儲かったりするのであれば、いくらでもしたほうが良いですが、そんなことは起こりません。

 

良いコミュニケーションは、組織の潤滑油です。なるべく話しやすい雰囲気をつくって、良いチームがつくれると良いと思います。

f:id:shingotjp:20211010073632j:plain