組織の改善
仕事などの組織では、仕組みや戦略の改善が必要になる場合があります。
例えば、売り上げが思うように上がらなかったり、事業がうまく運営できていなければ、そこには何らかの改善点が存在します。
しかし、過去の成功などに縛られていると、段々とそういった改善点は見えにくくなってくるものです。
こうした組織の改善では、やはり忘れてはいけない事があると思っています。
客観的に課題を探す
組織の改善で忘れてはいけないのは、できるだけ客観的な視点で自分たちの課題が何なのかについて深く考えることです。
これを聞いて、そんなの当たり前じゃないかと思っている事でしょう。
個人であれば、これは簡単かもしれません。
しかし、組織となると途端にこれができなくなるというパターンが本当に多いように思います。
よく外資系企業に多いですが、「我々はすごい! 優れているんだ!」と言い続け過ぎて、実際に起きている問題や課題に注意を向けられなくなるという事が起こります。
ポジティブなお国柄では多いこのパターンですが、やり過ぎると全員が本質を見なくなり、致命的な失敗に陥る危険があります。
良い面を伸ばすというのは良い事ですが、悪い面を改善しないと、そちらに足を引っ張られてしまいます。
従って、まずは課題をしっかり洗い出すことを忘れてはならないのです。
日本人は得意
自分たちの課題に目を向けるということは、自分たちがダメなところを確認する作業でもあります。
従って、なかなかネガティブですし、気分の良いものではありません。
経営層ほど、「そんなはずはない」と言ってしまいそうです。
こういう時こそ、そこまでお気楽ポジティブでもなく、「カイゼン」が有名で、自分たちに厳しいお国柄の日本人は、能力を発揮するように思います。
そして同時に日本人は、直接的な表現を避けつつ、空気を読んで波風を立てない能力がおそらく世界一ですから、うまいこと周にその課題を伝えることができる事でしょう。
これからも、組織を改善する際は、良いところを伸ばすよりも先に、まずは課題をしっかりと確認していきたいと思います。
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