人生のヒント

人生や仕事をする上で役に立つヒントを書いています。外資系IT企業で働くビジネスマンとして、仕事の中で学んできた知識を共有していきたいと思っています。

組織のガンになりやすい場所

こんにちは、しんごです。
日常の中で、何かの役に立つかもしれないと思った、自分なりのヒントを毎日短い文章で書いています。

失敗していく組織

あんなにうまくいっていたのに、いつの間にか組織があらぬ方向に動いていき、結果として良くないことが起こってしまう事があります。
 
トップの人は、良い人で経験や知識もあるのに、なにがどうしてそんなことになったのかと思ってしまうようなオーダーをバンバン飛ばしてきます。
 
現場も能力のある人たちが多いのに、変なオーダーによって変な動きになったり、突然変な異動や人員の増減が起こったりします。
 
こういう時に、毎回同じことが起こっているなと思う点があります。

側近の報告

トップも現場も悪くないのに、あらぬ方向に組織が動いている時は、だいたいトップの近くにいる側近がおかしなことをしている場合が多いです。
 
この側近は、現場から集めたデータをトップに伝える役割をしており、見やすいようにデータを加工したり、レポートを作成したりします。
 
トップは自分で調べるのは面倒だし大変なので、この側近がつくってくるデータで色々な判断をします。
 
しかし、この側近は実際の現場も、仕事の内容も、マーケットについても、ほぼ何も分からないので、それらしいデータを作ることはすれど、ものすごい勢いで間違った情報をつくっていることがあるのです。
 
トップは何も悪くないですが、結果としてこのデータを基にしたトップの判断が原因で、組織はひどい状態になっていきます。

組織のガン

トップの側近というのは、組織のガンになりやすい非常に危うい場所です。
 
こういう側近はトップに重宝されるので、偉くなっていくのも早いですし、本人も偉くなることを望んでそこにいることが多いです。
 
組織自体がなんだかおかしな動きをしだしたら、最初に疑うべき場所がここになります。
 
可能であれば、その側近にデータの修正を依頼するか、その側近の仕事をうまくできるようにサポートしてあげることで、修正できる場合もあります。
 
しかし、大抵の場合は残念ながらうまくいかないので、そのトップもろとも側近がいなくなるのをじっと待つことになるかもしれません。
 
これからも、組織がおかしな動きをしだしたら、まず側近が何をしているかを調べていきたいと思います。

 

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