会社という組織
最近は、副業や、独立して働いていますという人が増えてきているようですが、「会社」という組織に所属して、その従業員として働いているという人たちもまだまだたくさんいると思います。
所属している会社の組織が大きかったりすると、なんとなく見えない意志や力が働いている感覚があるものです。
大規模な投資や人員整理など、会社としての判断は、社長や幹部たちによって行われていますし、こうした幹部は普通の社員よりも高い報酬を受け取っているはずなので、彼らが良いと思うように判断しているように思うかもしれません。
しかし、実際こうした判断は、そのほかの意思が関係しているということがあります。
会社は誰のものか理解する
「会社は誰のものですか?」と聞かれたら、どう答えるでしょうか?
色々な会社のかたちがありますが、少なくとも株式会社の場合、会社は株主のものになります。
従って、経営者や幹部であっても、株主の意向を無視することはできません。
そして通常、会社は株主の利益を最大化するために存在することになります。
こう考えると、「顧客は?」、「社会貢献は?」、「従業員とその家族は?」などという言葉が浮かんできますが、正直そこは株主に十分な利益がある前提でのものになります。
日本企業にいると、あまり感じないかもしれませんが、外資の企業はこれが如実に表れる出来事が多々起こります。
全く業務に関係ない外部のファンドなどが株主に入っていると、急な人員整理や方針転換、報酬の取り扱い変更などが頻繁に起こります。
従って、会社は誰のものかということをよく理解して行動しないと、とても切ない思いをすることがあるので注意が必要です。
立ち位置を考える
会社に所属している限り、従業員は、株主という他人の利益を最大化するために必死になって働いていることになります。
こう考えると、なんだかとっても寂しい気分になりますが、その代わり自分のキャリアを積むための環境があったり、その組織で学べることもあるので、うまく利用して自分のためにがんばるというのが良いように思います。
外資企業では、自社株を従業員に報酬として渡すことで、「自分も株主なので、自分のためでもある」という状況をつくることもあります。
こういう制度があると、持ち株の比率は少ないかもしれませんが、全く何もないよりは多少ましなような気もします。
これからも、会社は誰のものかということをしっかりと理解して、自分の立ち位置を考えながら、気分よく働いていきたいと思います。
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