こんにちは、しんごです。
人生に役立つヒントを毎日短い文章で書いています。
予測できたかもしれないリスク
何かに取り組んでいれば、失敗はつきものです。
しかし、可能であれば大きな失敗は避けていきたいものです。失敗を避けるには、リスクになり得る部分の予測を行う「リスクの予測」が必要です。
失敗を起こす時によくあるのは、このリスクの予測を誤ることです。
リスクは特定できていたのに、その予測を甘く考えてしまうのです。いわゆる「希望的観測」というもので、「こうあってほしい」と思う方向に予測が寄せられてしまい、結果的に判断を誤ることになります。
失敗の中で一番大きな影響を出しがちなのが、この希望的観測によるものです。なぜなら予測の度合いが希望を含んでいるため、現実との乖離が激しい場合があるからです。
希望的観測を避けるクセをつける
こうした希望的観測は、なるべく避けなければなりません。
希望的観測の多くは、よく考えてみれば予測できた部分があります。従って、まず基本姿勢として、必ず行動のリスクを検討するクセをつけるようにします。
行動を起こす前には、必ず「これをやった時のリスクは何?」と自分に問いかけるようにします。
希望的観測は無意識で行っていることが多いです。そして、まずいことに同じ組織は集団で同じ希望的観測をしている場合が多いです。
無意識の希望的観測を避けるためには、組織外の人に話を聞いてもらうというのが一番確実です。第三者の意見を聞くことで、無意識の希望的観測を指摘してもらえる可能性があります。
また、他人にも希望的観測が隠れている場合があります。
「~かなと思って」とか、「~だろうと思っている」といったフレーズを、発している人がいたら、要注意です。なぜなら、大抵の場合、それは希望的観測を少なからず含んでいるためです。
この場合、「絶対にそうか?」、「本当にそうかなのか?」と確認をするべきです。あまりやりすぎると、グイグイがすごいウザい人にみられるかもしれませんが、全員で大きく失敗するよりよっぽどマシです。
聞くタイミングをずらすなどしてうまく確認したほうが良いです。
多少ネガティブ気味なリスクを考える
希望的観測は、大きな失敗を招く傾向にあります。
これを避けるためには、リスクを常に考えることが必要です。リスクを考える時は、多少ネガティブ気味に考えると、ちょうど希望的観測の「希望的」部分をなくす効果があるのでオススメです。
あまりネガティブになりすぎると病気かと思われるので、他人に言わないで自分のなかだけで検討すると良いでしょう。
希望的観測による失敗は、「よく考えたら避けられたのに」という思いがでてくることが多く、ショックが大きいです。なるべくこれを避けて、気分良く過ごせる時間が増えると良いと思います。