人生のヒント

人生や仕事をする上で役に立つヒントを書いています。外資系IT企業で働くビジネスマンとして、仕事の中で学んできた知識を共有していきたいと思っています。

数字も大事だけれど忘れないで欲しい事

こんにちは、しんごです。
日常の中で、何かの役に立つかもしれないと思った、自分なりのヒントを毎日短い文章で書いています。

仕事の数字

仕事においては、何をやっていたとしても、どんなに努力をしていたとしても、結果的に売り上げなどの数字が全てになります。
 
特に外資系企業の場合、たとえ日がな一日遊んでいたとしても、売り上げ目標という数字を達成していれば、何も文句を言われることはありません。
 
むしろ、その結果に応じたインセンティブというなの追加報酬がもらえるでしょう。
 
逆にいくら長年周りに貢献し、みんなに感謝され、色々な人に慕われている人でも、何度か数値目標が達成されていなければ、明日からいなくなるということもあります。
 
それくらい数字は大事なので、マネージメントやチームメンバーは、数字をできるだけ正確に測定し、一生懸命追いかけるわけです。
 
しかし、そうやって数字を追い続けている時に、ちょっと思い出して欲しいことがあります。

数字に魂はない

数字は確かに大事なのですが、それに固執し過ぎると、必ず現実から乖離していきます。
 
なぜなら、数字には魂がないからです。
 
魂がないので、その数字に固執した仕事からも魂が抜けていきます。
 
魂が抜けた仕事は、数字を積み上げていくだけなので、そこに自分たちが提供している製品やサービスへの矜持や、顧客やパートナーの都合もなくなっていきます。
 
魂が入っていないので、色々抜け道があったり、意図していなくても、実態を正しく反映していないデータがでてくるようになります。
 
実際に一つ一つ現場を周って経緯を調べてデータを作っているわけではないので、データを入力した人のさじ加減でも、ちょっとした抽出ルールの変更でも、ガラッと結果は変わってしまいます。
 
また、今までのデータを使用して、「従来だとこの活動により、何%の確率で案件ができて、平均受注率がこれくらいだから、これくらいの売り上げが予測できる」といった予想を立てることもあります。
 
一見なんだか頭がよさそうな感じがしますが、そこに魂はなく、なんとなく数字の傾向をみているだけなので、それによってできた予想は、なんとなく雰囲気をつかむ程度にしかなりません。

実際の活動に時間をかける

よく数字のまやかしなどと言いますが、悪い人は数字をうまく使って、色々とごまかすこともできてしまいます。
 
また、管理部門の人に多いですが、数字の進捗を正確に確認しようと、様々なパラメーターできめ細かく高頻度に追跡しようとしたり、たくさんの種類のレポートを生成したりする人がいますが、全く持って無駄です。
 
そんな魂のこもっていない数字をこねくり回すのではなくて、現実的な活動にもっと時間を割く方が、結果的に数字につながるように思っています。
 
これからも、数字へのこだわりはほどほどにしておいて、現実的な活動に力を注いでいきたいと思います。

 

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