平和だった時代
最近は国家間の紛争が増えてきてしまいましたが、ほんの数年前まではここまでひどいことになっていなかったように思っています。
国家間の関係が緊張してくると、情報やモノ、人的な交流がどんどん制限されていきます。
こういった制限は、安全という意味ではとても大事ですが、正直不便になりますし、できることも少なくなってきてしまいます。
例えば、輸出入などでは、自国と敵対している国に輸出してはいけないものが設定されていたりします。
最近こうした制限で、平和だった時代が懐かしいなと感じたことがありました。
国ごとのサイバーセキュリティ対策
サイバーセキュリティ対策の一つとして、「ネットの使用制限」というものがあります。
例えば、カフェやホテルのWiFiなどは、一般的にセキュリティが弱いとされているので、ネットにつなぐのはリスクがあると言われています。
これが、自分の国の自分が所属している組織内であれば、物理的に入れないところもあるので、一般的にセキュリティが高いとされています。
最近、これのサイバーセキュリティ版を目にすることがありました。
よく、自国が敵対している国に行かないように、渡航制限というのがありますが、これのサイバーセキュリティ版ということです。
簡単に分類すると、「ネット接続禁止」、「自組織の設備内のみ許可」、「どこでも使用可」の三段階です。
敵対している国では、ネット接続禁止であり、友好国であれば、どこでも使用可能ということです。
ここで日本はどうかというと、扱い的には敵ではないけれど、あまり信用はされていないようなあいまいな扱いでした。
インターネットというのは、元々世界中の誰でも参加できるとんでもなくオープンなものだったはずなのに、こんなところにも対立や紛争を持ち込むのかと、正直かなりがっかりしてしまいました。
敵と味方
国家や民族、宗教間では、歴史上過去に起こった出来事で仲が悪くなったり、良かったりすることが多いです。
いくら昔であっても、相手にとんでもなくひどいことをされたら、それを忘れるなんてことは簡単にできず、いつかなんとかしてやるという気持ちもわからなくはありません。
しかし、そうやって報復したとしても、いつかきっとまた報復されることになるので、このループはどちらかが報復をやめない限り終わらないでしょう。
「水に流す」ということができない国家は、まるで子供の喧嘩のように、敵と味方を分けて行動してしまいます。
なんだかとんでもなく残念な状況ですが、少なくとも自分としては、これからも自分の見える範囲だけでも、分け隔てなく自然体で向き合いたいと思います。
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