組織がうまくいかない時
仕事では、大なり小なり組織が存在しますが、それがあらぬ方向に向かってしまい、なんだか何もかもうまくいかなくなることがあると思います。
組織を率いるリーダーは、きちんと報告を受けていたにもかかわらず、急に目標に到達しなくなったり、変なトラブルが起こったりと、訳が分かりません。
急いで対処しますが、結局動くのが遅すぎたり、その場しのぎの対処で原因が分からないため、何度も同じ失敗を繰り返したりしてしまいます。
当然リーダー的には、うまくいかないのでイライラしてきますし、それを見ているチームのメンバーもビクビクして委縮してしまい、発言も対応も遅れがちになります。
こうした事がなるべく起こらないように、組織のリーダーが真っ先に気を付けたほうが良いことがあります。
悪いニュースが来るようにする
組織のリーダーは、常に周りから悪いニュースがきちんとタイムリーに届くようにしておくことが大事です。
具体的にやる事は次のような事です。
まず、リーダーは、予め周りに「悪いニュースを一番先に持ってきて欲しい」と明確に何度も伝えておきます。
そして、周りがそうした悪いニュースを話しても大丈夫だと思ってもらえるように、普段から振舞うようにします。
どんな人でも、悪いニュースを人に聞かせたいとは思いません。
特に自分の上司や、そのまた上司に対して、そんな悪いニュースを持っていくなどと言うのは、とてもハードルが高い話です。
しかし、仮にこうした悪いニュースが削ぎ落されて、リーダーに全く届かなかったり、問題が起きてから届いてしまうと、もう何の対処もできない状態になってしまう可能性があります。
従って、前々から「このリーダーは、悪いニュースを持っていても大丈夫だし、聴いてくれる」と、思ってもらう事が何よりも重要なのです。
隠された悪いニュース
よく組織のリーダーが、予想を超えてくる良く分からないチンプンカンプンな動きを見せることがあります。
組織のリーダーになるくらい優秀な人ですから、そんな殿のご乱心みたいな動きをするのは考えにくいでしょう。
そうした時、多くの場合、側近が現場を知らないヤバめな人か、悪いニュースがリーダーに届かなくなっているかのどちらかのパターンであることが多いです。
もう一つヒントとして、リーダーへの報告のための事前打ち合わせなどが設定されていたら、それは悪い兆候の一つなので注意が必要です。
きっとその事前打ち合わせで、悪いニュースを隠されてしまう可能性が高いでしょう。
これからも、どんな立場であっても、自分に対しては、真っ先に悪いニュースが来るように行動していきたいと思います。
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