こんにちは、しんごです。
人生に役立つヒントを毎日短い文章で書いています。
投資効果
仕事や日常の中でコストをかけて何かのリターンを期待する場合、それがどれくらいのリターンになるのかを考えると思います。
例えば、見込み顧客を得るために展示会に出展するのであれば、使う費用と、どれくらいの見込み顧客情報が取れるかというのを比較検討します。
かけたコストに見合うだけの効果があれば、実行しますし、効果がないのであれば見送りとなります。
こうした判断は、過去の実績などから予測して行うわけですが、詳細な分析や、データを蓄積した期間によって、不確定な要素はだんだん少なくなっていきます。
予測が合っているので問題ないように思いますし、上司の承認を得るという意味では、こうした予想の確実性は必要ですので良いように思います。
しかし、予想通りの結果であるということは、それ以上にはならないという確率が格段に上がるという意味でもあります。
不確定要素を加える
投資する内容の中に、少し不確定な要素を入れ込むようにします。
例えば、先程の展示会の例であれば、いつもと違うものに出展してみたり、地域を変えてみたりという変化をつけるということです。
不確定な要素があるので、失敗する可能性もありますが、上ブレする可能性もあります。
失敗したとしても、その失敗から「うまくいかないパターン」を学ぶことができるかもしれません。
イノベーションは、だいたい失敗から起こるのです。
ある程度の不確定要素を入れ込むことで、「失敗して学べる」か、「上ブレして成功する」ということであれば、どちらも良い方向のように見えます。
わざといれておく
どれくらいの不確定要素を入れ込めるかというのは、実効者本人に加えて、決裁者の度量と、投資マインドに依存します。
不確定な要素をしらんぷりして差し込むのは、なかなか勇気がいります。
多少リスクがあったとしても、後でカバーできる範囲であれば、できるだけ入れておくほうが良いように思います。
投資効率やコストそのものばかりを考え過ぎると、イノベーションは起こせません。
予測できる範囲でやっている限り、何かを変えることはできないのです。
これからも、ある程度の予測の中に、不確定要素を差し込んでいきたいと思います。
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