人生のヒント

人生や仕事をする上で役に立つヒントを書いています。外資系IT企業で働くビジネスマンとして、仕事の中で学んできた知識を共有していきたいと思っています。

断定しないで可能性を残す

こんにちは、しんごです。
人生に役立つヒントを毎日短い文章で書いています。

断定する言葉

普段誰かと会話していたりすると、「絶対ありえない」や、「必ずある」など、断定を強めるような言葉を使うことがあります。

 

必ずしもそう思っているわけではないかもしれないですが、意識して自分の話している言葉を考えてみると、意外と頻繁に使っているかもしれません。

 

軽い会話などで使う分にはなんら問題ないですが、例えば仕事の打ち合わせや、他社との議論の際に、「絶対~」のような言葉を使ってしまうと、後々困ることがあります。

 

それは、何事も100%というのはあまりなくて、時々予想しないような出来事が起こる可能性があるからです。

 

「そんなことは絶対にない」などと言ってしまうと、本当に100%ないのかという話になってしまい、後から少しでもあった時に、追求される隙をつくることになってしまいます。

断定を強調する言葉は避ける

議論や仕事の場では、断定を強調する言葉をなるべく使わないようにします。

 

意識的にできている人達もいると思いますが、断定を強調すると、後から違ったときや、少しでも違う事実がある場合に不利な状況になります。

 

また、議論の際には、相手が自分の言っている意見の正当性を周りに疑わせるような隙きをつくることになります。

 

例えば、自分が「絶対にない」と言ってしまうとします。そうすると、相手は、「証拠はあるのか」、「そこまで断定できる理由があるのか」、「こういうパターンはないのか」などと追求してくる可能性があります。

 

大抵の場合、例外のようなものが存在しますので、そこで自分が折れてしまうと、それまで自分が話していたことがいくら正しくても、全体的に話していることの信頼性が薄れてしまいます。

 

このような不利な状況を自らつくらないように、こうした言葉の使用は避けたほうが無難です。

自分の言葉を検証する

一度、自分の話していることや書いていることなどに、断定を強調するような言葉が入っているかを確認してみると良いかもしれません。

 

断定を強調する言葉は、議論が白熱してくると、結構な頻度で使っている可能性があります。周りが全員自分の味方であればよいですが、一人でも敵がいれば、たちまちそれは責められる隙になってしまう可能性があります。

 

言葉の揚げ足取りのような感じがして、すこし姑息な感じがしますが、後からトラブルになるくらいなら少し用心したほうが良いと思います。

 

今後は、自分の話している言葉などに少し注意して、あまり断定を強調するような言葉を不用意に使わないようにしたいと思います。

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