人生のヒント

人生や仕事をする上で役に立つヒントを書いています。外資系IT企業で働くビジネスマンとして、仕事の中で学んできた知識を共有していきたいと思っています。

外国語よりも先に相手の文化を考える

こんにちは、しんごです。
人生に役立つヒントを毎日短い文章で書いています。

外国語の勉強

海外の人達とやりとりするには、外国語を学ぶ必要があります。地域によって異なりますが、英語などができるとコミュニケーションがとれて便利でしょう。

 

しかし、たとえコミュニケーションがとれたとしても、意味がよく分からないことが時々起こります。何を言っているのかは分かるのですが、なぜそれが必要なのか、全然入ってこないという状況です。

 

例えば、アジアのある国でイベントをやった際に、ドラゴンダンスという竜の被り物による獅子舞みたいなものを入れたいと言われたことがあります。

 

「なぜいきなりドラゴン?? 全然関係ないんですけど。。。」

 

アジアのスタッフが、なぜそれをそんなに入れたいかというのも分かりませんし、しかもその演者さんへの支払いは、現金で、赤い封筒に入れて欲しいと言います。私はそのために両替までして、赤い封筒を探さなくてはなりませんでした。

 

この時は、謎が深まるばかりで、釈然としないままイベントを終えたのを覚えています。

外国語より先に文化を知る

海外の人達と活動するときは、ある程度その国の文化を知る必要があると思います。

 

先程のドラゴンダンスと赤い封筒は、めでたい時にやるもので、中華圏ではわりとメジャーなアトラクションでした。

 

何も知らなかった私は、一体何が起こっているのか最後まで理解できず、ただぼんやりしていたのを覚えています。

 

もしこうした文化を知っていれば、ある意味あまり話さなくても、スムーズに話ができる場合があります。

 

事前に勉強していくには限度があるので、なるべく疑問に思ったことを現地の人に聞くのが良いと思います。

知ると楽しい異文化

気がついていないですが、日本も結構特殊な文化があります。

 

例えばエスカレーターで、関東圏だと多くの人が左側に立ちます。外国の方は、なにも知らずに一人右側に立ち、そこはかとない違和感に動揺していたりします。

 

日本人は、ラーメンをすすりますが、ヨーロッパ系の人ですすっている人をあまりみません。普通は麺をスープと一緒に食べると思いますが、ある外国人の方は、スープを先に飲み干して、麺を後から食べるという謎の行動をしていました。

 

色々な文化の違いは、その国の成り立ちや気候などで変わってきます。

 

外国語は、そのうち自動翻訳に変わるので、あまり勉強しなくてもそれほど困らなくなるかもしれません。それよりも、もっと相手の国の文化を知った方が、良いコミュニケーションが取れるようになると思います。

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